若い女性に多いバセドウ病とはどんな病気?

バセドウ病とは?

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首にある甲状腺から分泌されるホルモンの異常分泌により起こる、免疫性の疾患です。

主な症状はイライラ感、動悸、微熱、倦怠感、食欲増進、体重の低下、首が太くなる、汗をかきやすくなる、眼球が飛び出すなどがあります。

罹患率は人口10万人に対して80人程度とそれ程高くはありませんが、男性1人に対して女性は4人と女性の発症率が高く、特に20代~30代の女性の罹患率は400人に1人の割合となります。

甲状腺ホルモンが大量分泌されることにより、常にジョギングをしている程度のエネルギーが消費されるため、食事量は増えたのに体重が激減したり、安静時の脈拍が1分間に120~140と高くなったり、冬でも暑く感じる、特別な運動はしていないのに疲れが取れないなどの症状が現れます。

イライラ感や倦怠感など、更年期障害と似たような症状が多いことから、バセドウ病と気づかずに悪化させてしまう可能性の高い疾患ですので、心当たりのある場合は、早急に医療機関を受診しましょう。

原因と治療

バセドウ病が発症する原因は、実はまだ解明されていませんが、家族にバセドウ病を患った人が居る場合は罹患率が高くなるため、遺伝的要素もあるとされています。

治療方法は主に3つ、薬物療法、放射性ヨード療法、手術療法となります。

薬物療法

メルカゾール、チウラジールという薬を服用し、甲状腺ホルモンの合成を阻害して分泌量を減らす治療方法です。
薬を飲むだけなので身体的な負担の軽い治療方法ですが、稀にじんましんや白血球数の減少や肝機能障害などの副作用が出る事がある上に、再発する可能性のある治療方法です。

放射性ヨード治療

人体には無害な、カプセル状になった放射線ヨードを服用し、甲状腺細胞を破壊することで、甲状腺ホルモンの分泌量を下げる療法です。

服用後は微弱ながら体から放射性物質が出るため、放射性物質を処理できる医療機関に10日~14日ほど入院する必要があります。

薬物療法よりも再発率が低く、1~2回の服用で済む事から負担も少ないのですが、妊娠中や授乳中の方、1年以内に妊娠予定のある方は行うことが出来ない治療方法です。

手術療法

甲状腺亜全摘出術と呼ばれる手術で、甲状腺のほぼ全てを切り取ってしまうことで、甲状腺ホルモンの分泌量を減らします。
2週間ほどの入院が必要で、手術痕が残ってしまいますが、再発率は1割程度と非常に効果の高い治療方法です。

バセドウ病も早期発見、早期治療が完治への近道です。

若年性更年期障害やプレ更年期障害だと思って放置していると、症状が進行してしまい、肉体的・精神的な負担も大きくなりますし、治療期間が長くなったり、再発リスクも高まりますので、早めに内科もしくは内分泌科、

眼球の突出がある場合は眼科を受診するようにしましょう。

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